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突然眠ってしまう?「ナルコレプシー」という病気を知っていますか
眠気が日常生活を壊してしまう病気
授業中や会議中にウトウトしてしまうことは誰にでもあります。
でももし、「我慢できない眠気が突然やってくる」「居眠りが生活のあらゆる場面で起きてしまう」としたら……。
それは単なる疲れや夜更かしのせいではなく、ナルコレプシーという病気かもしれません。
ナルコレプシーとは?
ナルコレプシーは、日中に突然強い眠気に襲われ、思わず眠り込んでしまう病気です。
- 夜に十分眠っていても、日中に繰り返し眠気が出る
- 会話中や食事中でも寝てしまうことがある
- 学校や仕事、日常生活に大きな影響を与える
といった特徴があります。
他の特徴的な症状
眠気以外にも、ナルコレプシーには次のような症状が見られることがあります。
- 情動脱力発作(カタプレキシー) → 笑ったり驚いたりしたときに急に力が抜けてしまう。
- 入眠時の幻覚や金縛り → 眠りにつくときにリアルな幻覚を見たり、体が動かなくなったりする。
どんな人に多いの?
- 発症は10代後半〜20代前半に多い
- 男女ともに発症する
- 世界的に見ても珍しくなく、日本でも診断される人が一定数いる
誤解されやすい病気
- 「怠けている」「やる気がない」と思われやすい
- 本人も「ただ眠いだけ」と思って受診が遅れることがある
- しかし実際は脳の働きに関係する病気であり、本人の努力だけでは防げません
まとめ
ナルコレプシーは、突然の強い眠気や脱力発作によって生活に大きな支障をきたす病気です。
- 思春期から若い世代に多い
- 学校や仕事に大きな影響を与える
- 周囲から誤解されやすいため、理解が大切
「眠気が異常に強い」「笑うと体の力が抜ける」といった症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談することが大切です。