朝起きても眠いのは病気かも?「特発性過眠症」という症状をご存じですか? - パフォーマンス向上の医学メディア

朝起きても眠いのは病気かも?「特発性過眠症」という症状をご存じですか?


いつも眠いのは“疲れているだけ”じゃない?

「しっかり寝たはずなのに、日中も眠くて仕方ない」

「目覚ましをかけてもなかなか起きられない」

そんな経験は誰にでもあるかもしれません。ですが、その状態が毎日のように続く場合、もしかすると「特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう)」という病気かもしれません。


特発性過眠症とは?

特発性過眠症は、夜にしっかり眠っても、日中に強い眠気が出てしまう病気です。

  • 睡眠時間は十分(むしろ長い人も多い)
  • それでも日中に居眠りしてしまう
  • 仮眠をとってもスッキリしない
  • 朝の目覚めが極端につらく、寝ぼけたような状態が長く続く

こうした特徴があります。


どんな人に多いの?

  • 発症は10〜20代の若い世代に多いと言われています
  • 男女差は大きくありません
  • 「怠けている」「夜更かしのせい」と誤解されやすいのも特徴です

日常生活で起きやすいトラブル

  • 学校や仕事中に居眠りをしてしまう
  • 遅刻が増える
  • 周囲から「やる気がない」と思われる
  • 運転中に眠気が出て危険なことも

→ 本人の努力では防げないため、生活に大きな影響を与えてしまいます。


治療や対策はあるの?

特発性過眠症はまだ研究が進んでいる途中の病気ですが、

  • 専門医による診断
  • 薬による眠気のコントロール
  • 睡眠習慣の調整

などによって、日常生活を送りやすくする方法が考えられています。


まとめ

特発性過眠症は、「寝ても寝ても眠い」状態が続く病気です。

  • 若い世代に多い
  • 学校や仕事に大きな影響を与える
  • 努力では改善できないため、早めに医療機関へ相談が大切

「自分は眠りすぎ?」「普通の眠気と違う?」と感じる方は、一度チェックしてみるのもよいかもしれません。

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